カスタムペイントの修復事例
ハウスオブカラー キャンディー塗装
カスタムペイントの「修復事例」をご紹介させていただきます。
前回はメタリック塗装の修復事例をご紹介いたしましたが
今回は、ハウスオブカラーのキャンディー塗装を修復した事例をご紹介いたします。
状態確認
今回はカスタムペイントされた
ビッグスクーター「マジェスティー」のシートを持込みでご相談をいただきました。
元のカスタムペイントは当店でペイントしたのではないのですが
状態を確認させていただいて
当店で修復可能だと判断できましたのでご依頼をいただきました。
破損状態
工具を落下されたようで、その衝撃により
下地が出るまで塗膜が割れて剥がれてしまい深い段がついてしまっています。
スポット補修 or 全体塗装？
キャンディーペイントの破損個所をスポットで補修するのは非常に難しいです。
スポットで補修すると、どうしてもココを補修しましたってわかってしまうので、
今回はフェードラインの範囲を区切り、
その対象範囲全体をペイントして修復します。
塗装対象範囲
黄色線で囲まれた内側全体をペイントします。
カスタムペイントの修復手順
下地処理
下地処理は以下の手順で進めました。
塗装に割れが入っている範囲の塗膜をサンドペーパーで剥離
パテを入れてサンドペーパーで削り、またパテを入れてサンドペーパーで削りの作業を繰り返して平滑にします。
サフェーサー塗装をして乾燥してから全体をサンドペーパーで整えます。
ペイント
下地処理が終わると次はペイントしていきます。
ペイントは以下の手順で進めました。
メタリックを塗装する前にメタリックのベースとしてブラックをペイントします。
メタリックをペイントします。
ここで一度、マスキングを取り全体にクリアをペイントします。
マスキングテープで区切っている所に、塗装した所と塗装していない所で塗膜の段差ができます。
その段差を消すためにここで全体へクリアを入れておくと最終の段差消しの工程が軽減されます。
元のラインと同じようにライン取りします。
フェードラインをペイントします。
キャンディーを何度もペイントします。
マスキングを取除き仕上げのクリアを何度も塗装します。
マスキングを取ってからクリアを塗装する前にキャンディーで全体の色を整えてから仕上げのクリアを何度もペイントして仕上げます。
まとめ
今回はキャンディーでカスタムペイントされたパーツを修復しました。
違和感がないぐらいまでは修復できたと思います。
その他、キャンディーフレーク塗装の修復や補修も可能です。
カスタムペイントの技法や破損の仕方、破損個所によっては修復や補修ができない場合もありますが
長年の経験と勘を活用して最善のご提案をさせていただきます。
車やバイク以外にも
バスボートやジェット等もご相談ください。
さらに住宅や家具、フローリング等の修復や補修の経験も十分ございます。
どのような些細な事でもお気軽にご相談ください。
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